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史上最も残忍で残酷な過激派テロリスト集団
「イスラム国(ISIS)」
今世界中で、このイスラム国にどう対応するかが迫られています。
今回は、そのイスラム国とはどういうものなのか?
アメリカや世界の対応について、見ていきたいと思います!
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イスラム国について
捕虜や方針に従わない一般市民を容赦なく惨殺するという、
他の過激派組織とは比しない残忍さである。
イスラム国は、
アルカイダやその系列の諸組織とは異なる。
アルカイダなどは、秘密の「細胞」(構成要素となる小組織)を各地に置いたネットワークであり、各「細胞」の所在や中央司令部の所在を突き止めることも困難であった。
したがって、攻撃も容易ではなかった。
しかし、ISは「国家」と称している通り、領域国家を目指し、
その萌芽をシリア・イラクの領土内に作っている。
ラッカ市を本拠にしており、行政課税も行っている。
戦闘組織も3万~5万ほどの兵士を有する軍事組織で、装備も優れたものを所持。
これは、
通常の国家に対するように対応することが可能。
イスラム国は
洗脳主義であり、
殺害シーンをみせたり、軍事訓練を行うことで、
戦闘員として育てようとする洗脳教育が行われている。
ISISは勢力を広げる過程で大量の公開処刑などを行っており、
アルカイダからも「過激すぎる」として非難されている。
彼らの戦い方は、100人が前線に出たら80~90人は死ぬという
人海戦術。
とりあえず頭数が欲しいのである。
外国人戦闘員も続々と増えている。
イスラム国は、
イスラーム圏を統一し、イスラーム法に則った国家を樹立する目標がある。
中東からヨーロッパにわたる広い範囲にイスラム国家を樹立することを目指しており、
将来は
ローマに侵攻すると主張している。
史上最も裕福なテロリスト集団
イスラム国は、武装集団に資金提供し、
武器と食糧を供給しなくてはならないほか、
同集団は殺害された民兵の遺族に恩給を与えており、
奪取した領地の支配にかかる費用も負担している。
そのために大量の資金が必要となる。
しかし、イスラム国は
1日で
300万ドル(約3億2000万円)もの収益を上げており、
史上最も裕福なテロリスト集団となっている。
どのように稼いでいるのか?
・密売により推計で1日当たり100万~300万ドル(約1億~3億1千万円)の安定収入
・重質油を1バレル=26〜35ドル、軽質油を最高60ドルで、
地元やイラクの取引業者などに販売。
・聖廟やキリスト教会、モスクを破壊し、貴重な写本や美術品を略奪し、密売。
・資産家に「イスラム教に改宗するか資金を提供すれば命を救う」と脅し、寄付金を収集。
・一部の人質の親族や政府から数百万ドルの身代金を受け取っている。
ヨーロッパのなかには、莫大な身代金を誘拐犯に支払っている国もあるのである。
イスラム国への対応は?
イギリス軍の戦闘機2機が、イラク北部で
イスラム過激派組織「イスラム国」を標的とした空爆を初めて行った。
イスラム国に対し、
空爆には、UAE・ヨルダン・アメリカ軍など12か国による空爆
地上戦では、イラク・イランが交戦する模様。
徹底的にイスラム国を潰しにかかるようである。
すでにイスラム国の幹部が殺害された?
イスラム過激派組織「イスラム国」に参加していた
旧支配勢力タリバンの元司令官「アブドルラウフ幹部」を殺害したと発表された。
米国の無人機による攻撃とみられる。
同幹部はISからアフガンや隣国パキスタンなどの地域の「副知事」に任命されており、アフガン当局などが行方を追っていたとされる。
同幹部は9日午後、南部ヘルマンド州で車両に乗っているところを爆撃され、
行動をともにしていた親族やパキスタン人4人とともに死亡したという。
ハッカー集団による攻撃も
国際的ハッカー集団「
アノニマス」が「イスラム国」に関連する
FacebookやTwitterのアカウントにサイバー攻撃をかけ、
機能不全に陥らせたと主張していることが分かった。
アノニマスを名乗るグループは動画投稿サイト「Youtube」で声明を発表し、
「イスラム国はイスラム教徒ではない。
お前たちを捕らえ、サイト、アカウント、メールをダウンさせる。
お前たちをウイルスのように扱う」
と宣言した。
イスラム国への空爆動画
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