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青酸化合物による連続殺人事件において、
京都と大阪の男性2人を殺害したとして起訴された
筧 千佐子容疑者（68）
なんと他の高齢男性6人についても
「青酸化合物を飲ませて殺害した」と供述したようです。
動機は何か？
目的は何か？
そんな詳細をみていきましょう。
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青酸連続殺人の目的は？
主に
遺産や保険金目当てとみられています。
数年前から、結婚や交際していた男性らの遺産の大半を
先物取引などに投資していたことがわかりました。
過去の名字などで、十数の預貯金口座を所有。
府警が口座の金の出入りを調べたところ、
受け取った遺産は約10年間で"約10億円"にもなりました。
多くは先物取引や外国為替証拠金取引（ＦＸ取引）など
投機性の高い金融商品への投資に使われていましたが、
残高はほとんどなかった模様です。
さらに、筧千佐子容疑者は当時
1000万円を超える借金を抱えていたことも判明。
筧さんの資産は預金と保険金計約1000万円相当の他に
自宅もあったため、筧さんと結婚した時点で
既に殺害を計画していたとみられています。
"
借金返済に困っていたのが動機"と説明している模様です。
青酸連続殺人の概要
1994年 大阪府の最初の夫（当時40代）が死亡。
結婚生活20年だったという。
2006年 兵庫県の卸会社社長と再婚。
8月28日 自宅で死亡。
「脳梗塞」と検視された。
2008年2月 大阪府の農家の男性と3度目の結婚。
5月17日 自宅から救急搬送され死亡。
「心筋梗塞」であった。
2009年 交際相手の奈良の男性が病死。
「末期がん」だったという。
2009年5月 兵庫県神戸市の男性（79）が死亡。
2011年9月 本田正徳さん（71）と婚約。
2012年3月9日 本田さんはミニバイク運転中に急死。
「致死性不整脈」とされた。
2013年9月20日 兵庫県の交際相手の元内装業の男性が死亡。
「ガン」を患い、筧千佐子容疑者と
近くのファミリーレストランで食事後
容体が急変し死亡。
2013年12月 京都府向日市で無職筧勇夫さん（75）が死亡し
遺体から毒物の青酸化合物が検出される。
12月19日 殺人容疑で筧千佐子容疑者を逮捕。
元夫の筧勇夫さんの死後も複数の男性と交際。
"
結婚相談所"を通じて複数の男性と接触していたそうです。
見合い相手に会うとすぐに"
資産の額"などを聞いてきた模様。
このうち起訴された2件は関与を認めたとされていますが、
それ以外の兵庫県3人、大阪府2人、奈良県1人の計6人を
殺害したことも認めている模様です。
いずれも
青酸化合物を飲ませたとしています。
筧千佐子容疑者のプロフィール
・佐賀県にて出生。
・地元でも有数の進学校「福岡県立東筑高校」を卒業。
・高校卒業後、地元の銀行に就職。
・印刷業会社社長と初結婚。
子どもも2人授かる。
・大阪府貝塚市に引っ越す。
・最初の夫が死亡した後、
会社を受け継いだが資金繰りに苦しみ多額の借金を背負う。
・結婚相談所を利用し、結婚相手を探す。
相手の条件は「高齢者」「一人暮らし」「資産家」「病気持ち」など。
・複数の男性と交際、結婚するが全員死亡。"不審死"。
・10億円にも上る多額の遺産は
「不動産投資」「FX投資」などで全て溶かしてしまう。
・4回の結婚歴などを隠して婚活。
10以上の結婚相談所に登録し複数の男性と会う。
筧さんが死亡する前もやっていた。
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これからの捜査について
大阪、京都、兵庫、奈良の4府県警は
近く合同捜査本部を設置し、千佐子容疑者が
6人の殺害にも関わったかどうか慎重に捜査する方針です。
ただ、6人のうち、
2009年5月頃に死亡した神戸市の男性（当時79）と
2013年9月に亡くなった兵庫県伊丹市の男性（75歳）については、
容体が悪化して病院に運ばれた時の診察記録などが残っており、
優先して捜査するとみられています。
神戸市の男性の場合、
その症状は青酸中毒と矛盾しない内容とされていて、
診察した医師も「
当時、青酸中毒を疑っていた」
と警察に証言しているそうです。
捜査当局は殺人未遂罪の立件も念頭に置いて捜査を進めています。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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